後藤浩二 the EROS at ジャズ・イン・ラブリー「Quiet Thrill」
ジャズピアニスト「後藤浩二」がリーダーを努めるピアノトリオthe EROS(ジ・エロス)
待望のファースト・アルバム!
そのライブCDのレコーディングとミックス・マスタリングをフルハウス岩崎将史が行いました。
- ライブレコーディング
- ミキシング
- マスタリング
- レコーディング
the EROS(ジ・エロス)待望のファースト・アルバム!
後藤浩二、岡田勉、江藤良人の3人が織りなす美しい音に耳を傾けて下さい。
「2月はじめに名古屋に行くんやけど、ラブリー空いてへんかなあ。後藤浩二は空いてるみたいなんやけど。」江藤良人から電話だ。あとはベーシスト、もしくはプラス管楽器奏者。後藤も江藤も僕と同年代、僕がラブリーで働き始めた時期とほぼ同じく、彼らはジャズシーンの第一線での活躍を開始した。それぞれの、ベテランミュージシャンの素晴らしいサポートの現場に何度も立ち会うことができた。ふたりが一緒のライブも聴いてきた。江藤からの連絡をとったとき、ピアニスト益田幹夫トリオのライブが脳裏をよぎった。ドラマーは江藤、ベーシストは岡田勉。ダイナミックと繊細が同居する江藤のドラムと、骨太でセクシーな岡田のベースが益田の想像力を掻き立てる。記憶に残るライブのひとつだ。後藤が生来持っている美しい旋律を紡ぐ能力を、このふたりなら余すことなく引きだしてくれる。いや、それ以上かも。そういうことなら管楽器奏者は要らない。「じゃあ、ベースは岡田さんで、ピアノトリオにしよう。」冒頭の江藤からの問いに、ふたつ返事でそう答えた。あれから6年、この間、3、4ヶ月に1回のゆっくりなペースだが回を重ねるごとに3人は確実に当初の僕の想像を越え、そして確実に客足が伸びていった。このライブレコーディングでのアルバムは、美しく篤い、静かにスリルを感じる、3人が音を創りあげる瞬間を見事に捕らえている。3人はこれからも変わり続けるだろうが、その一時を完成度高く切り取り、僕たちの記憶に刻んでくれる。
2009年4月 長尾泰幸後藤浩二(p)
岡田勉(b)
江藤良人(ds)
2009年3月28, 29日
名古屋jazz inn LOVELYにて録音
ライブハウスやコンサートホールでの録音も行なっています
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