ポカリスエット香港のWebプロモーション動画にテーマソングとして使用された楽曲のボーカル・レコーディングが弊社スタジオ「フルハウス」にて行われました。
名古屋を中心に活動している話題沸騰男女混成5人組アカペラグループ「ハイスクールバンバン」のメンバーである貫代実津季さんが歌っています。
各セクションそれぞれが遠方に居住
この録音セッションは、各セクションが次のようにそれぞれが遠方に居住しているという条件下で行われました。
- クライアント→香港
- ディレクション→東京
- ボーカル録音→名古屋
- オペレーション→東京
この様なケースではボーカリストやクライアントが東京のスタジオに集合してレコーディングが行われることが通常です。
もしくは歌手のホームグランドである名古屋のスタジオに集まるというケースもあります。
ところが現在はコロナ禍に見舞われている真っ最中。
国外との移動も難しく、また非常事態宣言がでると県外の移動も望ましいことではありません。
遠隔録音サービス「Rec Out」を取り入れたリモートレコーディング
そこで実現したのが、制作を担当した株式会社ongaqがサービス開発した「Rec Out」を用いた遠隔レコーディング。
全員がオンラインで集まり、遠隔で録音できるトータルサービスのスタジオ連携による、同社と共同で実現しました。
各部屋には1名のみの感染症対策を実現
歌手である貫代実津季さんはスタジオのメインブースに入っていただき部屋には本人が1名だけの状態。
そしてコントロールルームで弊社の録音エンジニアがマイクのサウンドなどをコントロールします。
スタジオ「フルハウス」には歌手とエンジニアの2名がいますが、それぞれ別の部屋ですので、接触することも密になることもありません。
東京からの進行管理と録音オペレート
そして進行管理を行うディレクターは東京からを指示を出します。
さらにディレクターとコンビを組みディレクターの意図通りに円滑にレコーディングセッションをすすめるべく、録音エンジニアも東京から参加。
弊社の録音システム「ProTools HDX」をリモートで操作してレコーディングを進めました。
マイクやプリアンプなどの物理機器の操作は流石にリモートでは行なえませんので、弊社エンジニアとコンビを組んでの録音となりました。
クライアントも香港にてリアルタイムに確認
それらの状況をクライアントが香港に居ながら確認をして頂きました。
名古屋と東京をリモートで繋いでのセッションは、香港にいるクライアントが現地から即時確認。
名古屋 – 東京 – 香港 の3拠点をZoomで繋ぎ、レコーディングの映像や音声など進行は全てリアルタイムに全員が見ることができます。
そして見るだけでなく指示やディスカッションなどもリアルタイムに可能です。
オンラインにて集まらずに通常通りのレコーディングが可能
この様な形を取ることにより、コロナ禍においてもリスクを追うことなく音楽制作やレコーディングが可能です。
オンラインのみでの制作、進行は弊社フルハウス始め多くの音楽制作会社やスタジオも対応を始めています。
音楽を「今作りたい」クライアント様には、状況にマッチした様々な手法での制作方法をご提案できます。